2018年7月19日木曜日

フィルムで初めてのペトリ 2

ぺ とりおたです。

今回の36枚撮りフィルムは、まずペトリFT2にフィルムを入れました。そしてしばらく撮った後、NDフィルターをつけて 開放絞りのみで撮るという制約に疲れてしまいました。以前ですと 残ったフィルムを すごい雑にそこらへんのものを写して 現像に出してしまっていました。


ずいぶんもったいないことをしていました。今はフィルムも現像も値上がりしましたので、一コマ一コマ大切にしなくてはということで、ちょっと考えました。


大判カメラの フィルムをセットするときに使うダークバッグにカメラを入れ ゆっくり巻き戻し フィルムが外れたなという瞬間に巻き戻しをやめます。そしていったんダークバッグから出して 別のカメラに装填します。


装填したら またダークバッグに入れて その前に15枚撮っていたとしたら 15では不安なので 16枚までダークバッグ内でシャッターを切ります。一コマ無駄になるかもですが もしかしたら傑作が写ってるかもしれないコマをパーにするよりは良いでしょう。こうすれば、一本のフィルムを、二つのカメラで楽しめます。


今回は 2回目はニコンF90Xに詰めました。オートフォーカスのカメラですが、マニュアルでのピントが マニュアル機よりも合わせやすい とてもよいカメラと思います。


そのかわりこのカメラ 巻き戻しは自動になりますから さっきの手は使えない。撮りきるしかない。


それで 自動露出ラクだなーと 撮っていたら 露出どアンダーのコマがありました。





もう ほんのすこし明るく写れば なにか意味ありげな傑作になったのかもです。キヤノンA1でもこういうことがあったので 自動露出あんまり、信用ならないなと最近思っています。





輪郭はしっかりと写し出すのに 全体の印象はやわらかい。ペトリの写りは不思議です。





フィルムがまだいっぱいあって選べた頃は レンズとフィルムの相性も気にして写していました。好きだった組み合わせは、フジのリアラと ミノルタレンズの組み合わせ。いつも色の良さに驚いていました。まあ リアラは何で撮っても綺麗でしたが。


ローライフレックス2.8Eのクセノタールは、コダックポートラ160NCを入れたときとてもよかった。NCがナチュラルカラー VCがビビッドカラーという意味で どっちもよいフィルムでしたが すこし地味なナチュラルカラーがきれいだなと思い もっぱらそっちを使っておりました。


考えたら このフィルムも 何で撮ってもきれいでした。


今のポートラは NCとVCを足して2で割ったようなふうにしたのでしょうか。何かが違うような気がします。NCを再生産してくれー





ペトリのズームレンズ。85-210mmです。たいがい 古いズームレンズ買うと カビだらけが多いのですが このレンズはとってもクリア。デジカメにつけて撮ったときは 白がしっかり白く写るという印象でした。ピントが悪いようですが レンズのせいではなく、風が強くて花がぶれていたことと、あとは視力の問題かもです。


その後購入したペトリFTは 作動が絶好調なため 絞りも問題なく使えています。今入ってるフィルムが フジカラープロ400Hで、のこりわずかになっています。これを早く撮りきって 結果を見たいところです。希少な21mmがどんな写りをしているのか楽しみです。

2 件のコメント:

Rikkie さんのコメント...

どもども、ぺとりおた殿。

あっしもペトリボディは初めのうちに動いても壊れたり、初めから壊れていたりしたのは半ダースでは収まらないです。
なので、ひとまず動くボディを半ダースほどすとっくしてあります。無論、スローまで動くのは僅かです。

開放のみで撮影なさるとは拙僧などと気合が違いますね。

ペトリのレンズの良さは繊細な結像と柔らかな調子にあると思います。これはコンパクトカメラのペトリも同様です。
ただ、かならずしもポジティブになるとは限らず、カリカリになってしまうこともあるんですよね。そういうのもペトリを楽しむ塩梅だと思っています。

21mm楽しみですね。

とりおた さんのコメント...

おお コンパクトもいい写りなのですね!では グリーンオーマチックも外へ連れ出さねばなりませんね。

きっとこれからペトリはブレイクして貴重品になる…ことはないかもしれませんが、いずれ修理することを考え 動かないのも大切に磨いて保管します。

21mm ついに現像出しました。しばらくおまちください。ひまわりと太陽を撮った期待の一枚があります。