ぺ とりおたです。
今回の36枚撮りフィルムは、まずペトリFT2にフィルムを入れました。そしてしばらく撮った後、NDフィルターをつけて 開放絞りのみで撮るという制約に疲れてしまいました。以前ですと 残ったフィルムを すごい雑にそこらへんのものを写して 現像に出してしまっていました。
ずいぶんもったいないことをしていました。今はフィルムも現像も値上がりしましたので、一コマ一コマ大切にしなくてはということで、ちょっと考えました。
大判カメラの フィルムをセットするときに使うダークバッグにカメラを入れ ゆっくり巻き戻し フィルムが外れたなという瞬間に巻き戻しをやめます。そしていったんダークバッグから出して 別のカメラに装填します。
装填したら またダークバッグに入れて その前に15枚撮っていたとしたら 15では不安なので 16枚までダークバッグ内でシャッターを切ります。一コマ無駄になるかもですが もしかしたら傑作が写ってるかもしれないコマをパーにするよりは良いでしょう。こうすれば、一本のフィルムを、二つのカメラで楽しめます。
今回は 2回目はニコンF90Xに詰めました。オートフォーカスのカメラですが、マニュアルでのピントが マニュアル機よりも合わせやすい とてもよいカメラと思います。
そのかわりこのカメラ 巻き戻しは自動になりますから さっきの手は使えない。撮りきるしかない。
それで 自動露出ラクだなーと 撮っていたら 露出どアンダーのコマがありました。
もう ほんのすこし明るく写れば なにか意味ありげな傑作になったのかもです。キヤノンA1でもこういうことがあったので 自動露出あんまり、信用ならないなと最近思っています。
輪郭はしっかりと写し出すのに 全体の印象はやわらかい。ペトリの写りは不思議です。
フィルムがまだいっぱいあって選べた頃は レンズとフィルムの相性も気にして写していました。好きだった組み合わせは、フジのリアラと ミノルタレンズの組み合わせ。いつも色の良さに驚いていました。まあ リアラは何で撮っても綺麗でしたが。
ローライフレックス2.8Eのクセノタールは、コダックポートラ160NCを入れたときとてもよかった。NCがナチュラルカラー VCがビビッドカラーという意味で どっちもよいフィルムでしたが すこし地味なナチュラルカラーがきれいだなと思い もっぱらそっちを使っておりました。
考えたら このフィルムも 何で撮ってもきれいでした。
今のポートラは NCとVCを足して2で割ったようなふうにしたのでしょうか。何かが違うような気がします。NCを再生産してくれー
ペトリのズームレンズ。85-210mmです。たいがい 古いズームレンズ買うと カビだらけが多いのですが このレンズはとってもクリア。デジカメにつけて撮ったときは 白がしっかり白く写るという印象でした。ピントが悪いようですが レンズのせいではなく、風が強くて花がぶれていたことと、あとは視力の問題かもです。
その後購入したペトリFTは 作動が絶好調なため 絞りも問題なく使えています。今入ってるフィルムが フジカラープロ400Hで、のこりわずかになっています。これを早く撮りきって 結果を見たいところです。希少な21mmがどんな写りをしているのか楽しみです。